7. 肺 炎

 

その日の午後、地元のA病院に着いた。またもや疲れきった状態で先生に大まかな話しをした。今度も頭が働かず、うまく説明できない。
12/18、実家の母達が来てくれた。ココの病院では、食堂などはなく、(小〜さい売店だけ)共同の冷蔵庫があるので、食料をしこたま作って持って来てくれた。(笑) あつや、熱はないが痰と咳が多いので抗生剤を処方してもらう。

12/19、やはり熱発。朝方39度。解熱剤座薬も効かず・・・。でも早めの点滴のおかげで、2日ほどで、熱は下がり、年末、お正月は家に外泊でき、1/18に退院、在宅になった。あつやは何ヶ月ぶりの家だろう・・・・。?

この頃は緊張が続くと、吸気のみになってしまい、「ひぃー、ひぃー」言いながらすぐ顔や指先が青くなってしまった。(これが続くと息が止まってしまうようだ)数十秒のオムツ買えのときでも苦しくなる。ひさしぶりの家で、私もあつやも慣れるまでに少し時間かかるかもね〜・・・なんて思っていたら、また熱を出したりして調子悪い。しかもパパも私も風邪をひいてしまった・・・。   

あつやは一進一退を繰り返し、家でがんばっていたが、咳もひどくなってしまい、レントゲンで肺炎と診断され、2/8、入院・・・。わたしも咳が止まらず、胸が痛い。あつやはもっと苦しいんだろうな・・・。あつや、咳で吐くし下痢もひどいので、ソリジュースのみに。熱は上がったり下がったり・・・・。 

2/12、レントゲンの結果も悪くなっていて、サチュレーションも68とかを表示していた。     
 採血の結果も悪く、急遽、挿管になった。何をされるのか?というパニックでますます呼吸困難になってるあつや。その息づかいを聞いて、私も胸が苦しくて息ができなくなりそうだった・・・挿管されたあつやは器具で口の中が傷だらけ、血だらけ・・・。ああ、またこの姿・・・。「がんばって。神様あつやを守ってください」何にもしてあげられない私はそう祈るしかなかった。

挿管してからは、95以上のサチュレーションだったが、時々、呼吸をサボるときが出る。吸引するとすぐ60台まで落ちてしまう。管からの吸引なので私は出来ない。看護婦さんがちょくちょく来てくれて、やってもらった。狭いベットであつやと二人、寝れない夜を過ごす。

2/17、喉の腫れを引くステロイドを管注してから抜管した。はじめのうちはサチュレーションも96とかいっていたが、2時間ぐらいすると、酸素マスクをしても80台。胸に入っていってないかんじの苦しそうな呼吸になってきたので、再度挿管。今回も一度で抜くことができず、またまた気管切開の言葉が医者の口から出てきたのだった。

あつやは突っ張る元気(?)が出てきたので、口の異物がイヤらしく緊張が凄い!でもサチュレーションは下がらず、挿管している間は呼吸の心配もないから、と言われ、私の風邪も早く治すために夜だけは家に帰って寝ることにした。1週間後にまた抜管する予定なので、それまでに私も復活しなくては!(やはり、睡眠は一番の薬である。すぐ良くなった。)

2/24、AM9:30ごろ病院に行く。10:00前に抜管。今回はステロイドを前日から使用したおかげか、管を抜いた直後の喉の音はこの前より全然いい感じ。抱っこしているとウトウトしていたくらいだった。口の中のものが取れて、すっきりしたのかもしれない。だが、オムツ替えや吸引をするとみるみる緊張で呼吸もおかしくなってくる。        

夕方の採血で血中の二酸化炭素が少し増えてしまっているので、早めに眠らせて落ち着かせたほうがいいと、トリクロを早めに入れて、Zzzzz。寝るとやはり全然呼吸が楽になった。この日から「テルネリン」という筋弛緩剤を開始した。

2/25、血中の二酸化炭素も少し減ってきているのでこのまま様子を見る。   (通常3、挿管時4、抜管直後6、今日5.3)

その後は薬を飲むコテッと寝る、起きると緊張を繰り返す日々だった。下痢がひどくておしりも血が滲んでる。塗り薬もいろいろ試したが、最後は「ハイアラージン」という薬でやっと治ってきた。

3/8、酸素マスク中止。抱っこしていないとすぐ顔色悪くなってしまうので離れられない。

3/17、夕方不幸の知らせがあり、看護婦さんにあつやをお願いしてまた電話をかけに行った。5分位して戻ってみるとあつや一人で、しかもまたあの恐怖の呼吸止め・・・・。顔もまっくろ。目も見開いたまま。ちょうど「あっちゃ〜ん」なんて看護婦さんがきて・・・(−ーメ   あわててもう一人の看護婦を呼んでアンビューバックや吸引で刺激したり・・・・。でもなかなか呼吸が戻ってくれず焦りまくる私。みんなで「あっちゃ〜ん!ほら息して〜〜!」と叫ぶ。少ししてやっと息をはじめてくれた・・・・。もうこの姿は見たくなかったのに。怖い、怖すぎる。

3/20、実家の母と義姉さんが来てくれて、3人がかりであつやの髪をカットした。さっぱり!

3/24、退院の日。昼間のうちに凄い量の荷物をまとめて 家に運んだ。土曜日だったので看護婦さんも手が空いていて抱っこしてくれているので安心。 部屋の掃除をして、買い物をして電話してみるとまだ大丈夫だからというので、その日ちょうど市内で催される石井めぐみさんの講演会に出かけた。(ずっと楽しみにしていたのでうれしかった)石井さんのお話し(気持ち)は私とダブるところが多く、終始涙涙・・・・・。 そして病院に戻り、夕方退院したのであった。